バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲、おすすめはどれ?|初めて聴くならこの4曲!

ベートーヴェンの弦楽四重奏って、どれから聴けばいい? はじめての人におすすめはある? 彼が作った弦楽四重奏は全16曲。はじめて聴く方には、少しハードルが高く感じるかもしれません。 でもご安心を。はじめてでも親しみやすく、個性も光る名曲があります!彼らしいドラマチックな曲から、香り高い一曲まで。中には、たった20分の超名曲もあります! 筆者 交響曲とはまた違う魅力が詰まっています! 今回は、歴35年 […]

楽器の持ち歩きに安心を!Airtagでできる紛失・盗難の防ぎ方

 楽器の紛失防止にいいものはない?  誰かに盗まれたらどうしよう… 楽器を持ち歩いていると、そんな不安に襲われたことはありませんか? 私が強くおすすめしたいのが、Airtag(エアタグ)です。車の鍵や財布に使われることの多いアイテムですが、楽器ケースとの相性も抜群なんです。 小さくて目立たず、それでいて高精度で位置がわかる。しかも買い切り・電池交換可能というコスパの良さも魅力です。 筆者 Airt […]

【解説】シューマン 交響曲第3番《ライン》|希望と祝祭が響く名曲

新たな川の流れを切り拓くような、希望に満ちた一作——シューマンの交響曲第3番《ライン》は、彼の充実期に生まれた、生き生きとした名曲です。 シューマンといえばピアノ曲で知られていますが、4つの交響曲も非常に人気があります。どの作品にも、人生の光と影がにじむような深い表情が感じられます。愛妻クララとの絆、そして後年彼を苦しめた精神の不調——《ライン》にも、そうした人生のドラマが色濃く映し出されているの […]

弦楽器の配置3パターンを解説|アメリカ式・ドイツ式・対向配置の違いは?

「弦楽器の配置って、どれが“正解”なんだろう?」 オーケストラや室内楽を聴いたり演奏したりしていると、一度は感じたことがあるこの疑問。実はこれ、楽団ごと・曲ごとに“音の意図”をもって選ばれている配置なんです。 音の広がり方、ハーモニーのまとまり、アンサンブルのしやすさ——配置は、演奏そのものに大きな影響を与える要素です。  筆者 実際、奏者にとっても“やりやすさ”がまるで変わります! 本記事では、 […]

【解説】チャイコフスキー《弦楽セレナーデ》|美しさの裏にある“純粋な想い”

「あ、あの番組のテーマ曲だ!」そう思った方も、多いのではないでしょうか。 チャイコフスキーの《弦楽セレナーデ》。高貴で華やかな響きが、今も多くの人を惹きつけています。 でもこの曲、ただ美しいだけじゃないのです。裏に秘められたのは、“古典派”モーツァルトへの憧れ。そして、誰に頼まれたわけでもない、彼自身の“内なる衝動”から生まれた音楽です。 筆者 “自分の心”から生まれた、特 […]

ヒルのペグコンポジション徹底レビュー|固いペグに効く潤滑剤の使い方と評判

ペグが固くて回らない…! 逆に、クルクル滑って止まらない…! その悩み、ペグコンポジションを持っておくと解決できるかもしれません。 ペグコンポジションは、楽器のペグに塗る専用の潤滑剤。「滑りの素」と「滑り止めの素」両方が入っていて、どちらのトラブルにも対応できます。 なかでも人気なのが、老舗ヒル社が製造するモデル。筆者も実際に使っており、その扱いやすさに助けられています。 筆者 特に固いペグに塗る […]

人気曲をリライトしました|「ドボ8」「アメリカ」をより深く!

今回、ドヴォルザークの名音楽2本をブラッシュアップしました。交響曲第8番と、弦楽四重奏曲第12番《アメリカ》――これら2つの解説記事を、大幅にリライトしました! ▼リライト済みの記事はこちら 作曲された背景や各楽章の特徴 演奏者視点での聴きどころ より分かりやすい構成・解説 を追加し、初めての方でも楽しめる内容に仕上げています。 特に、「ドボ8」の郷愁感・明るさの魅力「アメリカ」の伸びやかさの秘密 […]

綺麗なハーモニーを作る3つのコツ|音程・バランス・和声の理解

綺麗なハーモニーって、どうすれば生まれるんだろう? 技術に優れた人が集まっても、なぜか音が“かみ合わない”──そんな経験はありませんか。 ハーモニーを美しく響かせるには、ただ音程を合わせるだけでは足りません。音感の種類や好みのズレ、音量バランス。さらには“和声のセオリー”といった要素が複雑に絡み合っています。 この記事では、アンサンブルで綺麗なハーモニーを作るために必要な3つのポイント──「音感」 […]

【厳選】かっこいい室内楽4選|クラシックのイメージが変わる!おすすめ弦楽四重奏曲

「室内楽って、地味。」そんなイメージを持っていませんか? 人数も少ないし、派手な演出もない。なんだかオーケストラより地味な気がする―― でも実は、室内楽には“かっこよさ”がギュッと詰まっているんです!少人数だからこそ、一人ひとりが主役。息を呑むような緊張感、ぶつかり合う音、演奏者の熱気がひしひしと伝わってきます。  筆者 室内楽は、演奏者の本気のぶつかり合いなんです! 今回は、歴35年以上のバイオ […]

【ビオラ弦レビュー】ロンドの紹介|華やかで厚い音が魅力!

この記事は「ビオラ弦のロンド」の解説です。バイオリン弦はこちらをどうぞ。 「分厚く、華やかで芳醇な音。」 こんな音を求めるビオラ奏者に、ロンドはぴったりの弦です。 この弦は、骨太で豊かな音色が魅力。力強さの中に、上品で華やかな層が感じられます。  筆者 リサイタルからオーケストラまで、幅広く使いやすい弦です! ロンドはもともと一部の海外工房だけに流通していた、知る人ぞ知る逸品です。私も師匠に薦めら […]