バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

人気曲をリライトしました|「ドボ8」「アメリカ」をより深く!

今回、ドヴォルザークの名音楽2本をブラッシュアップしました。交響曲第8番と、弦楽四重奏曲第12番《アメリカ》――これら2つの解説記事を、大幅にリライトしました! ▼リライト済みの記事はこちら 作曲された背景や各楽章の特徴 演奏者視点での聴きどころ より分かりやすい構成・解説 を追加し、初めての方でも楽しめる内容に仕上げています。 特に、「ドボ8」の郷愁感・明るさの魅力「アメリカ」の伸びやかさの秘密 […]

綺麗なハーモニーを作る3つのコツ|音程・バランス・和声の理解

綺麗なハーモニーって、どうすれば生まれるんだろう? 技術に優れた人が集まっても、なぜか音が“かみ合わない”──そんな経験はありませんか。 ハーモニーを美しく響かせるには、ただ音程を合わせるだけでは足りません。音感の種類や好みのズレ、音量バランス。さらには“和声のセオリー”といった要素が複雑に絡み合っています。 この記事では、アンサンブルで綺麗なハーモニーを作るために必要な3つのポイント──「音感」 […]

【厳選】かっこいい室内楽4選|クラシックのイメージが変わる!おすすめ弦楽四重奏曲

「室内楽って、地味。」そんなイメージを持っていませんか? 人数も少ないし、派手な演出もない。なんだかオーケストラより地味な気がする―― でも実は、室内楽には“かっこよさ”がギュッと詰まっているんです!少人数だからこそ、一人ひとりが主役。息を呑むような緊張感、ぶつかり合う音、演奏者の熱気がひしひしと伝わってきます。  筆者 室内楽は、演奏者の本気のぶつかり合いなんです! 今回は、歴35年以上のバイオ […]

【ビオラ弦レビュー】ロンドの紹介|華やかで厚い音が魅力!

この記事は「ビオラ弦のロンド」の解説です。バイオリン弦はこちらをどうぞ。 「分厚く、華やかで芳醇な音。」 こんな音を求めるビオラ奏者に、ロンドはぴったりの弦です。 この弦は、骨太で豊かな音色が魅力。力強さの中に、上品で華やかな層が感じられます。  筆者 リサイタルからオーケストラまで、幅広く使いやすい弦です! ロンドはもともと一部の海外工房だけに流通していた、知る人ぞ知る逸品です。私も師匠に薦めら […]

【解説と聴きどころ】モーツァルト《狩》|晴れやかに駆け出す、ハイドンへの四重奏

モーツァルトの弦楽四重奏曲第17番《狩》。その明るく親しみやすい響きは、今も多くの人に愛されています。 けれどこの曲、ただ楽しいだけではありません。背景には、モーツァルトが師と仰ぐハイドンへの敬意。そして、古典様式のなかで新しさを模索した努力も感じられます。 冒頭のフレーズは「狩りの角笛」を思わせる力強さ。聴くだけでも十分楽しめますが、譜面をのぞいてみると…?  筆者 モーツァルトって、見た目より […]

【演奏の核心】テンポの決め方と揺らし方|自然な速さはどう選ぶ?

演奏するうえで、「テンポをどう決めるか」「どこまで揺らすか」は永遠の課題です。一見、機械的に決められそうでも、テンポは私たちの鼓動や感情と深く結びついています。 筆者 テンポの感覚が合ってると、音楽に自然に乗れるんですよね! 年齢や経験によって、自然に感じる速さも変わってきます。さらに、ソロと室内楽では、テンポの“落とし所”がまったく違うこともあります。 テンポ指定が書かれている曲でも、表現を追求 […]

【解説】シューベルト 弦楽四重奏曲《死と乙女》|歌曲を引用した劇的名作

死の影を感じながらも、創作への意欲は衰えなかった――そんな時期に生まれたのが、シューベルトの弦楽四重奏曲第14番《死と乙女》。 弦楽四重奏という四人の対話の中で、深い感情と緊張がぶつかり合う劇的な傑作です。自身の歌曲《死と乙女》の旋律を引用し、生と死の境界を彷徨うような音楽が描かれています。  筆者 聴き手の心をグワッと掴むような音楽です…! 本記事では、作曲の背景から曲全体の構成、各楽章の聴きど […]

【レビュー】ビオラ弦「ダイナモ」の実力とは?内声プレイヤーにおすすめの新定番

「内声らしい響き」を出したい! オケや室内楽でおすすめの弦がほしい! そんな悩みを抱えるビオラ奏者にこそ試してほしいのが、トマスティーク社の新弦「ダイナモ」です。 この弦の魅力は、ただ柔らかく溶けるだけではありません。響きに優しさがありつつも、しっかりとした密度と反応性を持ち、「弾きやすさ」と「表現力」の両立を実現しています。  筆者 ダイナモは“内声奏者のための名品”。これ、ほんとにおすすめです […]

【解説】チャイコフスキー 序曲「1812年」|ナポレオン戦争と大砲が響く名作

チャイコフスキーの序曲「1812年」は、クラシック音楽の中でも特に派手な一曲です。 タイトルの「1812年」はナポレオンのロシア遠征が行われた年。ロシアとフランスの戦いを題材に、鐘や大砲まで使った壮大なサウンドが魅力です。あまりに迫力があるため、レコードでは「スピーカー破損に注意」と記載されたこともあります。  筆者 クラシックに詳しくなくても、この曲のテーマは耳にしたことがある人も多いはず! 本 […]

人気曲をリライトしました|「運命」「新世界」をより深く!

今回、不動の名交響曲2本をブラッシュアップしました。ベートーヴェンの交響曲第5番《運命》とドヴォルザークの交響曲第9番《新世界より》――これら2つの名曲解説記事を、大幅にリライトしました! ▼リライト済みの記事はこちら 作曲された背景や各楽章の特徴 演奏者視点での聴きどころ より分かりやすい構成・解説 を追加し、初めての方でも楽しめる内容に仕上げています。 特に、「運命の動機」とは何か?「新世界」 […]