バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

【若き情熱の名作!】ブラームス/弦楽六重奏曲第1番 解説

今回は、ドイツ名作曲家の一角、ブラームスの室内楽を紹介します。 弦楽六重奏曲第1番は、彼の作品の中でも特にのびのびとして聴きやすいです! その裏で、ブラームスは演奏難度の高い作曲家ですが…本曲はわりと平明で親しみやすく、演奏者としてもおすすめです! 筆者 六重奏の充実した響きを楽しみたいなら、ぜひおすすめです! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール入賞歴ありの筆者が、弦楽六重奏 […]

【初心者にもおすすめ!】松脂「ミラン黒猫(ダーク)」特徴をレビュー

しっかり弾ける松脂ってないかな? 初心者にもおすすめなものを知りたい! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール出場歴ありの筆者が、「黒猫」を紹介します。 黒猫は、バイオリンの代表的な松脂で、立ち上がりの良さ・音の濃密さが魅力です。 とても扱いやすいため、上級者はもちろん、初心者にも特におすすめです! 発音の良い松脂を探している人や、バイオリンを始めて数年以内の人はぜひ参考にしてく […]

【モーツァルトを目指した楽劇!】R.シュトラウス/「ばらの騎士」組曲 解説

今回は、音楽史終盤の作曲家…リヒャルト・シュトラウスの素晴らしい曲を紹介します。 リヒャルトの代名詞ともいえる曲で、ぶわっと広がる色彩・鮮やかさが特徴です。 それだけでなく、この作品はモーツァルトのオペラを目指しており、陽気で聴きやすいです。 この記事では、「ばらの騎士」のストーリー、作曲背景、組曲の聴きどころなどを紹介します。  筆者 今日ではオペラはほぼ上演されず、25分程度に短縮された組曲が […]

【自分を知ることが大切】イメージから入る人と、手順から入る人の違い

楽器演奏において、手順とイメージを連動させることはとても重要です。 たとえば、自分のフォームを改善したいときです。 この、手順・イメージの連動には、2種類のタイプがいると思います。 「具体的な手順から入ったほうがわかりやすい人」 「イメージから入ったほうが分かりやすい人」 ちなみに、筆者は後者…イメージ先行派です。 この記事では、イメージ先行派と手順先行派の違いや、自分がどちらか分かっておくメリッ […]

【やりがい十分!】ワンランク上の弦楽四重奏曲

この記事では、やりがいがあっておすすめの弦楽四重奏曲を紹介します。有名な曲も多く、非常に聴き映えします!一方、技術・アンサンブル面ではけっこう難しいです。お互いに勝手の分かる人でやることをおすすめします!  筆者 ベテランの方は、これらの楽しい曲にじゃんじゃん取り組んではいかがでしょうか! ※初めてのチームにおすすめの曲はこちら 概要 やりがいのある室内楽曲(弦楽) ベートーヴ […]

【古典派のなかの、自由な世界】ハイドン/弦楽四重奏曲第67番「ひばり」(Op.64-5) 解説

今回は、ハイドンの中後期作品を紹介します。 「ひばり」の副題が付いているように、澄んだ青空を舞うような曲です。 この年は、ハイドンが強く自由を求め、それが少し叶った時期でもあります。まるで本人の願望が曲に現れたかのようです。 全体としても短く、気軽に聴ける・弾ける曲で、ひじょうにおすすめです!(1stは若干技術が要りますが…笑) この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール入賞歴ありの […]

【柔らかさ・持続性が魅力!】松脂「ベルナルデル」特徴をレビュー

ソフトな弾きごこちの松脂ってないかな? 品質とコスパ、両方を追求したい! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール出場歴ありの筆者が、「ベルナルデル」を紹介します。 松脂を適切に選ぶことができれば、自分の理想の弾きごこちに近づけることができます。一方で、松脂は長持ちするため、多くの人は数種類しか試したことが無いと思います。 ベルナルデルは王道の松脂ですが、耳ざわりのよい発音と持続性 […]

【至高の愛を求めた男】R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」解説

今回は、音楽史終盤の作曲家、リヒャルト・シュトラウスの曲を紹介します。 この時代には重厚な作品が多いですが、一方でリヒャルトの曲は華やかでスピード感があり、初めて聴く人にもおすすめできます。  筆者 今回のドンファンは初期作品のため、比較的取っつきやすいです! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール歴ありの筆者が、ドンファンの魅力やバックストーリーを紹介します。 [outline […]

【弾きやすいが、奥は深い】初めの一曲におすすめの弦楽四重奏曲

カルテットをやろう!となったときに、「最初の一曲」に向いた曲・向いていない曲があります。 端的に言うと、調性がシンプルな曲、お互いの役割が分かりやすい曲がおすすめです。 なぜなら、初結成だとお互いの音程感・バランス・リズム感などが分かっていないからです。(これはたとえ上級者の方同士でも、同じことが言えます) 「高い完成度を目指したい!」「上手なチームにしたい!」こういった目標の方は、この記事の曲か […]

【親友の想い出と別れ】メンデルスゾーン/弦楽五重奏曲第1番 解説

今回は、メンデルスゾーンのひとつめの弦楽五重奏曲をご紹介します。 メンデルスゾーンだと、弦楽四重奏・八重奏は有名ですが、「弦楽五重奏曲なんてあったの!?」と思われる方もいるかもしれません。 その実、私も演奏するまで知りませんでした笑 彼の弦楽五重奏は2曲ありますが、ともに隠れた名曲です。 この第1番は彼が若いときに作られました。楽しさと穏やかさ、両方が楽しめる良い曲です。ただし、裏には「親友の死」 […]