【どちらも魅力がある!】堅い弓と柔らかい弓の違い、特徴

新しい弓を買いたくて試奏していると、同じ値段でもいろいろな性格の弓に出くわします。 コシの強い弓 柔らかい弓 跳ねやすい弓 重い弓… 今回は、この中で「堅い弓」と「柔らかい弓」について焦点をあてます。 筆者は現在堅い弓を使っているのですが、実は柔らかい弓のほうが好きです。 筆者 以前は堅くてハリのある弓が好きでしたが、だんだん柔らかいほうへ好みが移っていきました! 今回は、値段やクオリティは同レベ […]

【雄大で幻想的な名曲!】シベリウス/交響曲第1番 解説

北欧の作曲家…特にシベリウスの曲は、聴くだけで厳しい自然や、ドラマ、伝説性といったものが感じられます。 彼の交響曲第1番は、その最たるものかもしれません。その曲調のルーツは何なのでしょうか。  筆者 第2番のほうが有名ですが、第1番もより彼らしさを感じる名曲です! 今回は、バイオリン歴35年以上、コンクール歴ありの筆者が、シベリウスの交響曲第1番を紹介します。 この記事を読むと、彼のバックストーリ […]

【暖かく、雑味の少ない音!】バイオリン弦「ラーセン・ヴィルトゥオーゾ」レビュー

今回紹介するのは、ラーセン社の古参の弦、ラーセン・ヴィルトゥオーゾです。 多くの人が使っている「ピラストロ社」、「トマスティーク社」の弦とはまた違ったテイストが楽しめる弦です。  筆者 暖かく、澄んだ音色が好きな人に合うと思います! この記事を読むと、ラーセン・ヴィルトゥオーゾの音色、弾きやすさ、値段などの特徴が分かります。 ※ラーセン・ヴィルトゥオーゾにはミディアムとストロングがありますが、今回 […]

【13年をかけて書かれた名曲】メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」解説

今回は、メンデルスゾーンの有名な交響曲「スコットランド」を紹介します。 メンデルスゾーンは速筆で、短い生涯のなかでもたくさんの曲を書きました。 しかし、この交響曲は彼が完成までになんと13年もかかったのです。 38歳の生涯の、21歳~33歳をかけた曲。 この記事を読むと、彼はなぜこの曲を書いたのか、人生になにがあったのかが分かります。  筆者 後半では、バイオリン弾きとしての視点も紹介します! & […]

【慟哭のように暗い暴走…】メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第6番 解説

今回は、メンデルスゾーン最後の弦楽四重奏曲を紹介します。 メンデルスゾーンの曲といえば、「優雅」「高貴」なイメージが思い浮かびます。 しかし、この弦楽四重奏曲第6番はとても直接的で、激しい曲です。 以前の彼の作風からは考えられないほどに… この記事を読むと、なぜメンデルスゾーンはこの曲を作ったのか、彼の人生の最期にどんなことがあったのかが分かります。 簡単なまとめ 姉の死がもた […]

【おすすめ弦楽四重奏団3選!】バイオリン歴35年以上の筆者が好きな弦楽四重奏団を紹介

この記事では、筆者がよく聴く、おすすめの弦楽四重奏団を紹介します。 今の時代、弦楽四重奏団はすごい数があります。 ひとつの曲のアルバムを検索すると、何十という団体がヒット…どれを聴けばいいか迷いますよね。 今回は、それらの団体のなかで、筆者が憧れる四重奏団や、面白いと思う四重奏団を3つ紹介します。 もし曲を聴くうえでこれらの四重奏団の演奏があったらぜひ聴いてみてください! おす […]

【明るさに満ちた出世作!】ドヴォルザーク/交響曲第6番 解説

ドヴォルザークの交響曲第6番。 この曲は、全体的に明るく、のびのびとした楽想です。 一方、ドヴォルザークの曲のなかでは、あまり有名ではありません。 しかし、彼の音楽を詳しく知るうえで、この曲はとても重要なのです。 この曲は、彼が意識的に民族音楽を交響曲に取り入れた最初の曲であり、また彼の名を国際的に広めるきっかけともなった曲でもあるのです。 第3楽章の「フリアント」をはじめ、独特な楽想も多く登場し […]

【豊潤な響きの後期六重奏曲!】チャイコフスキー/弦楽六重奏曲「フィレンツェの想い出」解説

チャイコフスキーは、生涯でたくさんの交響曲・管弦楽曲を生み出しましたが、室内楽曲に関しては寡作でした。 弦楽室内楽曲で有名なものだと、弦楽四重奏曲第1番(アンダンテ・カンタービレで有名)、弦楽セレナーデ、そして本作「フィレンツェの想い出」くらいです。 この「フィレンツェの想い出」は、そんな数少ない室内楽曲でありながら、晩年のチャイコフスキーの知恵と技術が詰まった、とても響き豊かな作品です。 この記 […]

【運命に激しくあらがう感情の曲!】チャイコフスキー/交響曲第4番 解説

チャイコフスキーの交響曲第4番。演奏者の間では「チャイ4」とよく略されます。 とてもドラマチック・劇的な曲調で、多くの人に好まれる曲ですね。 実は、チャイ4はチャイコフスキーの人生観を知るためにとても重要な曲です。 チャイコフスキーは、自分の価値観…とくに人生観を、彼の後期3交響曲に作曲という形で示しています。 中でもチャイ4は、チャイコフスキー自身の遺した手紙のなかで主な楽想が告白されています。 […]

【迷ったらこれ!】ザ・優等生の折りたたみ譜面台「ヤマハ/MS-260AL」レビュー

今回は、筆者の相棒の折りたたみ譜面台を紹介します。 演奏者にとって、折りたたみ譜面台の選択は重要です。 なぜなら、大体の練習場所は譜面台持参だから。また、ひとり暮らしや初心者の場合は家でも使うから。 しかし一方で、譜面台の性能はピンキリです。 筆者も、いままで数種類の譜面台を購入したなかで、耐久性が悪すぎて折れたものもあります(笑) そんななか、今回紹介する「ヤマハ/MS-260AL」は、筆者が現 […]