バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

【運動オンチでも大丈夫?】楽器演奏に運動神経は必要か

「楽器の演奏と、運動神経・運動能力って関係あるのかな」と悩む人は多いです。 楽器をやったことがない人はもちろん、楽器をやっている人で運動オンチな人はもっと悩むと思います。 ここでは、運動と楽器演奏の関係性について、バイオリン歴35年以上の筆者が考えます。  筆者 経験ベースの話なのでご承知おきください! 簡単なまとめ 楽器に必要な運動神経は、楽器をやっていれば身に付く ただし、 […]

【解説】シベリウス/交響曲第2番【南国の空と北欧の響き】

この記事では、バイオリン歴35年以上、コンクール歴ありの筆者が、シベリウスの交響曲第2番を紹介します。 第2番は、シベリウスがイタリア旅行中に作曲されました。 そのため、彼特有のドラマチックさに加え、イタリアに影響されたような晴れやかな雰囲気が特徴です。 一方で、対比のように陰鬱とした部分もあるのが面白いです。  筆者 とても聴きやすいため、彼の交響曲では最もよく演奏されます! この記事を読むと、 […]

バイオリン弦レビュー|ヴィオリーノの特徴【優しく暖かみのある音】

「もう少しやさしい音にしたい」「弾いてて指が痛い…」そんな悩みを感じていませんか? そんな方にぴったりなのが、ピラストロ社のヴィオリーノ(ビオリーノ)です。 この弦は、ふんわりとした暖かい音色と、ゆるめの張力が特徴。弦を押さえるときに余計な力がいらず、指の負担が軽くなります。  筆者 分数バイオリン用もあるので、子どもにも安心して使えます! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール […]

【解説】ハイドン/弦楽四重奏曲『日の出』【晩年の輝きと創造の自由】

今回は、ハイドン晩年の弦楽四重奏曲「日の出」を紹介します。 「日の出」は、冒頭…朝霧のなかを、日が立ち昇るようなメロディーで有名です。 ↑古い録音のため聴きづらいかもしれません! 全体的には、優雅。そして少し余裕のある曲調。 明るくて、ちょっと温かい気分になりたいときにピッタリの曲です! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外コンクール出場歴ありの筆者が、「日の出」のバックストーリーや魅力を解 […]

気軽に聴ける&弾ける!弦楽室内楽16選【前半プロにも◎】

この記事では、短い室内楽曲(弦楽)…1楽章につき数分、全曲でも20-30分以内の曲を紹介します。 室内楽というと、長くて敷居の高いイメージがありますが… 心躍るような軽快な曲や、ユーモアにとんだものも多いのです。 また、曲によっては、雰囲気を示す「副題」が付いて選びやすくなっています。 初めて聴く人は、これらの曲から聴いてみると楽しいと思います。 また、演奏者として短い曲を探している人にも参考にな […]

【解説】エルガー『威風堂々』【英国が誇る壮麗な行進曲】

エルガーの作品ってどんな特徴があるんだろう? 入学式や卒業式でよく流れる、あの曲の成り立ちを知りたい! この記事では、バイオリン歴35年以上の筆者が、エルガー「威風堂々」を紹介します。 この曲の中間部は、「希望と栄光の国」-Land of hope and glory- の別題があります。 イギリスで最も有名な管弦楽曲で、日本でも入学式・卒業式でよく演奏されます。 ちなみに…威風堂々は筆者が人生で […]

クラシック音楽の衣装選び【歴史と機能性のバランスを探る】

クラシックの演奏会では、男性は燕尾服や礼服を着用しています。 サロンコンサートだと、女性がロングドレスを着用している姿も見かけます。 しかし、これらの服装は必ずしも演奏者にとって弾きやすいものではありません。 最近は黒シャツ黒ズボン・黒ブラウスなどでの演奏も増えてきました。 今回は、クラシックの正装はなにが由来なのか、演奏者にとって弾きやすい服装はなんなのか、筆者の考えを書きます。  筆者 発表会 […]

【解説】ハイドン/弦楽四重奏曲『皇帝』【ドイツ国歌の原点となった名曲】

初めてのチームにおすすめの弦楽四重奏曲はない? ハイドンって、曲が多すぎてどれを聴けばいいかわからない! ハイドンの代表作には、その曲調を示す副題が当てられています。 交響曲「時計」や「驚愕」などが代表的です。 今回の「皇帝」もその名のとおり、堂々・溌剌とした曲で、ひじょうに聴きやすいです。 また、演奏者としても充実感にあふれ、初めて組むチーム(上級者含む)にもおすすめです。 この記事では、バイオ […]

バイオリン弦レビュー|ヒルの特徴【ゾクゾクする美音のE線】

「いまのE線、裏返る・響かない・物足りない…」そんな悩みを感じていませんか?そんなあなたにおすすめしたいのが、ヒル(Hill)のE線です。 この弦は「E線専門」で展開されています。繊細さと力強さを両立した“ゾクゾクするような美音”が特徴。響きの密度が高く、音抜けも抜群です。 私自身、オブリガートの相棒としてヒルを知り、長年使っていました。  筆者 音抜けがよく、上で鳴らすと気持ちいいです! この記 […]

【解説】ベートーヴェン/交響曲第9番(第九)【歓喜の歌が響く名曲】

第九のメロディは知っているけど、全体ではどんな曲なの? あの歌詞の元ネタはなんだろう? 日本では、年末に第九が必ず演奏されます。 あの大合唱のメロディは誰もが聴いたことがあるのではないでしょうか。 しかし第九は、あのメロディ以外にもさまざまなメッセージや仕掛けに溢れています。 ベートーヴェンの遺した最後の交響曲だけあり、強い意志が見られる曲なのです。 この記事では、バイオリン歴35年以上、コンクー […]