バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

イメージ重視?それとも手順重視?【楽器演奏のタイプを解説】

楽器演奏において、手順とイメージを連動させることはとても重要です。 たとえば、自分のフォームを改善したいときです。 この、手順・イメージの連動には、2種類のタイプがいると思います。 「具体的な手順から入ったほうがわかりやすい人」 「イメージから入ったほうが分かりやすい人」 ちなみに、筆者は後者…イメージ先行派です。 この記事では、イメージ先行派と手順先行派の違いや、自分がどちらか分かっておくメリッ […]

挑戦しがいのある弦楽四重奏曲22選!【演奏歴35年以上のおすすめ】

この記事では、やりがいがあっておすすめの弦楽四重奏曲を紹介します。有名な曲も多く、非常に聴き映えします!一方、技術・アンサンブル面ではけっこう難しいです。お互いに勝手の分かる人でやることをおすすめします!  筆者 ベテランの方は、これらの楽しい曲にじゃんじゃん取り組んではいかがでしょうか! ※初めてのチームにおすすめの曲(17選)はこちら 概要 やりがいのある室内楽曲(弦楽) […]

【解説】ハイドン 弦楽四重奏曲『ひばり』|羽ばたく旋律、自由の響き

今回は、ハイドンの中後期作品を紹介します。 「ひばり」の副題が付いているように、澄んだ青空を舞うような曲です。 この年は、ハイドンが強く自由を求め、それが少し叶った時期でもあります。まるで本人の願望が曲に現れたかのようです。 全体としても短く、気軽に聴ける・弾ける曲で、ひじょうにおすすめです!(1stは若干技術が要りますが…笑) この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール入賞歴ありの […]

松脂レビュー|ベルナルデルの特徴【柔らかさ×持続性の名品】

ソフトな弾きごこちの松脂ってないかな? 品質とコスパ、両方を追求したい! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール出場歴ありの筆者が、「ベルナルデル」を紹介します。 松脂を適切に選ぶことができれば、自分の理想の弾きごこちに近づけることができます。一方で、松脂は長持ちするため、多くの人は数種類しか試したことが無いと思います。 ベルナルデルは王道の松脂ですが、耳ざわりのよい発音と持続性 […]

【解説】R.シュトラウス『ドン・ファン』|究極の愛を追い求めた英雄譚

今回は、音楽史終盤の作曲家、リヒャルト・シュトラウスの曲を紹介します。 この時代には重厚な作品が多いですが、一方でリヒャルトの曲は華やかでスピード感があり、初めて聴く人にもおすすめできます。  筆者 今回のドンファンは初期作品のため、比較的取っつきやすいです! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール歴ありの筆者が、ドンファンの魅力やバックストーリーを紹介します。 [outline […]

弦楽四重奏の実力アップに!堅実に取り組める17曲

カルテットをやろう!となったときに、「最初の一曲」に向いた曲・向いていない曲があります。 端的に言うと、調性がシンプルな曲、お互いの役割が分かりやすい曲がおすすめです。 なぜなら、初結成だとお互いの音程感・バランス・リズム感などが分かっていないからです。(これはたとえ上級者の方同士でも、同じことが言えます) 「高い完成度を目指したい!」「上手なチームにしたい!」こういった目標の方は、この記事の曲か […]

【解説】メンデルスゾーン/弦楽五重奏曲第1番【親友を偲ぶ音の記憶】

今回は、メンデルスゾーンのひとつめの弦楽五重奏曲をご紹介します。 メンデルスゾーンだと、弦楽四重奏・八重奏は有名ですが、「弦楽五重奏曲なんてあったの!?」と思われる方もいるかもしれません。 その実、私も演奏するまで知りませんでした笑 彼の弦楽五重奏は2曲ありますが、ともに隠れた名曲です。 この第1番は彼が若いときに作られました。楽しさと穏やかさ、両方が楽しめる良い曲です。ただし、裏には「親友の死」 […]

【運動オンチでも大丈夫?】楽器演奏に運動神経は必要か

「楽器の演奏と、運動神経・運動能力って関係あるのかな」と悩む人は多いです。 楽器をやったことがない人はもちろん、楽器をやっている人で運動オンチな人はもっと悩むと思います。 ここでは、運動と楽器演奏の関係性について、バイオリン歴35年以上の筆者が考えます。  筆者 経験ベースの話なのでご承知おきください! 簡単なまとめ 楽器に必要な運動神経は、楽器をやっていれば身に付く ただし、 […]

【解説】シベリウス/交響曲第2番【南国の空と北欧の響き】

シベリウスの交響曲第2番は、とりわけ人気が高い名曲。「親しみやすさ」と「深み」を兼ね備えた名作です。 この曲が生まれたのは、シベリウスがイタリアを旅していた時期。地中海の明るさや古代芸術に触れた彼の心に、光が差し込んだような雰囲気が楽想に表れています。一方で、死や葛藤といった暗い主題も含まれており、ただ明るいだけでは終わらない深さがあるのも特徴です。 筆者 全体的な親しみやすさ、光陰のドラマチック […]

バイオリン弦レビュー|ヴィオリーノの特徴【優しく暖かみのある音】

「もう少しやさしい音にしたい」「弾いてて指が痛い…」そんな悩みを感じていませんか? そんな方にぴったりなのが、ピラストロ社のヴィオリーノ(ビオリーノ)です。 この弦は、ふんわりとした暖かい音色と、ゆるめの張力が特徴。弦を押さえるときに余計な力がいらず、指の負担が軽くなります。  筆者 分数バイオリン用もあるので、子どもにも安心して使えます! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外学生コンクール […]