【ハイクラスの音質とコスパの良さ!】肩当て「ビバラムジカ」特徴を紹介

  • 1万円くらいの上質な肩当てってないかな?
  • 肩が固定されずに弾ける肩当てがほしい!

「ビバラムジカ」-Viva la Musica- は、幅広い人にフィットする肩当てです。
また、とても音質がよく、プロにも使用者が多いです。
しかも1万円未満とかなりコスパが良いです。(KUNよりは高いですが)

筆者のビバラムジカの使用歴ですが、以前バイオリンで数年使っており、ビオラでは現在も使っています。

 
筆者
ビオラでは今後もビバラムジカを使い倒す予定です!
 
この記事では、バイオリン歴35年・ビオラ歴5年以上の筆者が、ビバラムジカの特徴や弾きごこちなどを紹介・レビューします。
この記事を読むと、ビバラムジカの装着感、音色、どんなプレイヤーに合うのかが分かります。

ビバラムジカの簡単な長所・短所まとめ

  • 面積が広く、自由に構えやすい
  • きわめて外れにくい
  • まろやか・なめらかな音色
  • コストパフォーマンスが非常に良い
  • 肩当てに高さを求める人には向かない
  • シャープ・くっきりした音を好む人なら、他の肩当てのほうがおすすめ

ビバラムジカのコンセプト…「楽器を弾くときのリラックスしたフォーム」

ビバラムジカのコンセプトは次のとおりです。

楽器を弾くときのリラックスしたフォームを追求している
ビバラムジカの開発者は、ヨーロッパの音楽学院で教師をされていた方です。
生徒とのレッスンなどを通じて、バイオリンの持ち方、余計な力の入らないリラックスしたフォームを追求し、肩当て・顎当ての制作に取り組みました。
ビバラムジカの強みとして、特に横方向への幅広い面積を持たせています。これにより、肩に違和感なく演奏できるようにしているそうです。
素材としては、楽器の音質に最もよいとされているメープルとウォルナットが使われています。

ビバラムジカの付けごこち

ビバラムジカの付けごこちは、大きく3つあります。

  1. 面積が広く、自由に構えやすい
  2. 高さは標準~やや低め。日本人の短めの首に合っている
  3. きわめて外れにくい

1.面積が広く、自由に構えやすい

ビバラムジカ最大のメリットはこの点です。
横方向の面積が広く、奥行きもあります。

面積が広いため、どんな構え方にもフィットします。かつ、肩がかなり自由になります。

また、クッション部分もちょうどよい柔らかさです。

2.高さは標準~やや低め。日本人の短めの首に合っている

上の画像のとおり、ビバラムジカの高さは標準~やや低めです。

後述しますが、肩当ての脚がやや湾曲しています。
また、モデルによりますが、脚をつなぎ留める金属部分が適度にしなります。したがって、高さが控えめになっています。

日本人にはこの高さにフィットする人が多いと思われます。日本人の首は外国人よりも短めと言われているからです。
筆者にもかなり心地よいです。(特にビオラを弾くときは)

逆に、肩当てにある程度の高さを求める人には不向きです。

 
筆者
高さのある肩当てが好きなら、ヴォルフやコルフカーレストの方が向いているかも

3.きわめて外れにくい

ビバラムジカの脚はやや湾曲しており、楽器をしっかりホールドしてくれます。

それでいて、響きを阻害することはありません。音質はとても豊かです。

また、脚自体にも細かい凹凸があり、設置面からズレることもほぼありません。

 
筆者
今までの肩当てでガコッとずれていた人には特におすすめです!
装着感まとめ:

◎ 面積が広く、自由に構えやすい

◎ 高さは標準~やや低め
(▲高さを求める人には不向き)

◎ きわめて外れにくい 

ビバラムジカの音色…まろやか、増幅するような響き

ビバラムジカの音質は、あらゆる肩当てのなかでもハイクラスです。

まず、肩当てを付けないときと比較して、音量はほぼ失われません。
本体部分に高品質のトーンウッドメイプルやウォルナットを使っているからでしょう。

音色は、マイルドで優しい響きです。
柔らかいです。

音色で対照的なのは、マッハワンです。
マッハワンは、クリアで輪郭がはっきりとした響きです。
ビバラムジカは、柔らかく増幅するような響きになります。

重量…普通

ビバラムジカの重量は普通です。

肩当ての面積が広い分、ある程度の重量はあるのかなと思われます。

値段…ワンランク上の値段だが、品質的には破格のコスパ

価格:2024.4時点で6,500~10,000円(モデルによる)

やや高めの部類です。
ただ、この音のクオリティを考えると、かなりコストパフォーマンスが良いです。

正直、音色では最高級クラスの肩当てにも引けをとりません。

プロの使用者が多いのも納得です。

補足:モデルについて(オーガスティン・プロフェッショナル・ダイヤモンド)

ビバラムジカは大きく3つのモデルがあります。
オーガスティン(スタンダード)・プロフェッショナル・ダイヤモンドです。

※筆者のビバラムジカ(今までの画像)は、ダイヤモンドです。

オーガスティンとプロフェッショナルは6,500円前後。ダイヤモンドは10,000円前後です。
結論、お金を出せるなら、ダイヤモンドが良いと思います。

大きな違いは「脚」と「接合部分の金属」です。
ダイヤモンドの脚はかなり滑りにくい素材です。
滑りにくさを重視するならダイヤモンドが良いです。
また、ダイヤモンドは肩当てを挟んだときに金属部分が適度にしなるため、フィット感が増します。

一方、音質の違いはそこまで感じませんでした。

 
筆者
ちなみに、筆者の周りの使用者はみんなダイヤモンドです。
スタンダードとプロフェッショナルは割とレアかも?

まとめ

  • 肩を固定せず、なるべく自由にしたい人
  • 標準~やや低めの肩当てが好きな人
  • はっきりした音色よりも、まろやかな音色が好きな人
  • 予算が1万円前後で良いものを探している人

ビバラムジカは、あらゆる肩当ての中でもかなり使いやすい性能をしていると思います。

KUNやヴォルフから一歩上の音質を求めている人や、今までの肩当てがあまり肩になじまない人は、ぜひ参考にしてください!