バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

【機能性抜群】カーボンマックのバイオリンケース徹底レビュー&評判

  •  軽くて頑丈なバイオリンケースが欲しい…!
  •  長距離移動でも疲れないケースってある?

そんな方におすすめなのが、「Carbon Mac(カーボンマック)」です。

このケースは、鉄に近い強度を持ちながら、わずか約1.6kgという驚きの軽さを実現。
見た目もスマートで、プロ・アマ問わず評判が高まっています。
筆者も実際に使用中のケースです!

 
筆者
「軽さ・強さ・携帯性」のすべてが高水準
機能のよさを求める人にはイチオシです!

この記事では、バイオリン歴35年以上・コンクール歴ありの筆者が、

  • カーボンマックのメリット・デメリット

  • 実際の使用感

わかりやすくレビューします!

※今回紹介するのは丸型ケース(スリムorサテン)です。

カーボンマックの魅力は?

効率の良い寸法!内部紹介

カーボンマックは、内部スペースが非常に効率的に設計されています。

↑ポケット部分はこのような感じです。
松脂、小型のチューナーやミュートはこちらに収納。
一方、予備弦はヘッド側にあるスペースに収納できます。

↑ヘッド部分には、肩当てを止めるマジックテープがついています。
KUNやビバラムジカなどの一般的な肩当てであれば、しっかりと固定できます。
意外と深さがあり、予備弦もここに収納可能。

側面のクッション性も十分。
コンパクトながら必要なものを無理なく収納できる、「ちょうどよさ」が魅力です。

鉄より軽くて高強度!カーボンコンポジット素材

カーボンマックの最大の特徴は、カーボンコンポジット素材(炭素繊維をベースとした複合素材)を採用していることです。

この素材は、鉄の約4分の1という軽さでありながら、鉄に近い強度を持つと言われています。
さらに、一般的なグラスファイバー製ケースと比べても、より軽くて強度が高いのがポイントです。

軽量かつ頑丈という特性により、ケースを背負ったままの長距離移動や電車通勤にも安心感があります。

筆者
楽器を守る道具として安心の素材です!

外付け楽譜ケースがある!

カーボンマックには純正の外付け楽譜ケース(別売)があります。

このケースは、B4サイズまでの譜面やiPad、譜めくり用のパッドなどが収納可能
内寸は約37×27cmで、練習に必要なものはほぼ収まります。

「丸型が好きだけど楽譜が入らないのがネック…」という人にとって、かなり大きなメリットです。

 
筆者
メッシュ素材で蒸れないのもポイント高い!

カラバリが豊富!

カーボンマックには、
明るめカラーの「スリム」
落ち着いた色味の「サテン」
の2シリーズがあります。

 
筆者
私が使っている上の画像は、サテン(ピンクゴールド)です!

どちらも同じ価格帯で、色味の好みに応じて選べる点が魅力です。

ただしデザイン面で盲点もあります。
表面の中央部分(やや膨らんでいる箇所)が擦れやすいです。

耐久性には問題ありませんが、外観を気にする方は、取り扱い時に少し注意が必要です。

実際の使用感を紹介!

「軽さは正義」!

カーボンマックの重量は、なんと約1.6kg
これは最軽量クラスのケース「スーパーライト」に匹敵するレベル。
毎日持ち歩いていると、軽さのありがたみがひしひしと伝わってきます

筆者
特に移動が多いオケマンは、ストレスがめちゃくちゃ減ります!

縦置きできる・雨の日もわりと安心

カーボンマックの何気に嬉しいポイントが、縦に自立すること。

電車の中でも倒れずに支えやすいのが魅力です。

さらに、防水性能もある程度備わっており、小雨程度なら問題なくガードできます。

価格に見合う価値はある?

結論、めちゃくちゃあります。

カーボンマックのバイオリンケースは、税込でおおよそ60,000円弱
バイオリンケースとしては中価格帯にあたりますが、それに見合うだけの機能性と安心感があります。

筆者としては、特に
「軽さ」
「強度」
「楽譜を含めた携帯性」
という3点に価値を感じており、
この価格帯でここまで快適なケースはそう多くないと感じています!

カーボンマックと他ケースを比べてみた!

「軽さ・譜面運び」に優位性

同価格帯で比較されることが多いのが、イーストマンなどのケースです。
これも非常に優れた製品ですが、カーボンマックが抜きん出ているのは「機能性」と「譜面の持ち運び」です。

特に、丸型ケースでありながら外付けの楽譜ケースが使えるという点は、カーボンマックならでは

他の丸型ケースでは「譜面は別で持ち運ぶのが当たり前」という常識を覆してくれる点で、実用面での優位性は高いといえます。

機内持ち込みできる?

カーボンマックの外寸は約115.5cmになります。
一方、国内線の機内持ち込みの上限は3辺合計で115cm
つまり、厳密に言えば0.5cmオーバーしているため、ルール上はNGになります。

ただし——

筆者はこのケースを使って国内線を15回ほど利用しましたが、
機内持ち込みを断られたことはありませんでした

実際、「現場で曲線系の楽器ケースを厳密にサイジングする」なんて出来ません。
とくに0.5cm程度のオーバーは誤差とみなされ、スムーズに通してもらえるケースがほとんどです。

もちろん、預け入れを求められる可能性もゼロではありません。
心配な方は事前に補強手段を用意したり、機内持込用ケースのある航空会社にするのが安心です。

ちなみに——
筆者が調べた限り、これだけの軽さ・頑丈さ・収納性を満たしつつ、
完全に持ち込みサイズに収まるケースはありません。

その意味では、カーボンマックは「かなり現実的な選択肢」といえるでしょう!

まとめ

  • 予算5万円前後で考えている人
  • 強度と軽さが最重要!
  • その次に機能性を重視したい!
  • 外付けの楽譜ケースが魅力

カーボンマックは、軽さ・頑丈さ・携帯性のバランスに優れたバイオリンケースです。
毎日使うからこそ、「持ちやすい」「壊れにくい」「使いやすい」…そのすべてを妥協せずに選びたい。
そんな人にとって、このケースは非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。

最後に、
「軽いって本当に必要?」「ちょっと高いかも…」

という方へ。筆者がカーボンマックにして感じたことをお伝えします。

🎒移動がラクになると、毎日の演奏もポジティブになります!

ぜひ検討してみてください!