バイオリン弦・肩当て、室内楽曲、オーケストラ曲の紹介・解説をしています。興味があればご覧ください!

軽量&頑丈!イーストマンのバイオリンケースを徹底レビュー

  •  軽くて丈夫、できれば数万円以内におさえたい…!
  •  日常使いでラクなバイオリンケースってある?

そんな方におすすめなのが、「イーストマン(Eastman)」です。

このケースは、鉄のような頑丈さを持ちながら、重さはわずか1.8kg
これは丸型ケースの平均より2割ほど軽いです。

さらに、日常使いにうれしい機能性。両肩で背負える・防水性の高さ。
そして、他の人気ケースと比べても圧倒的なコスパです(約4万円)

私自身、バイオリン歴35年以上の中でこのケースを長く使ってきました。
現在は家族に譲り、世帯で引き続き愛用しています。

筆者
機能性と価格のバランスで選ぶなら、イチオシのケースです!

この記事では、長年の使用経験にもとづいて、
イーストマンの魅力を徹底レビュー
していきます!

※今回紹介するのは丸型(standard)ケースです。

イーストマンの魅力は?

収納上手な寸法!内部紹介

イーストマンは、見た目に反して内部スペースがけっこう広いです。
119cmの中に使いやすさが詰め込まれています。

特に便利なのが、小物ポケット。
ここには松脂だけでなく、予備弦やチューナーが余裕で収まります。

筆者
予備弦がスッポリ入るのはポイント高い!

ペグ側には肩当てや吸湿材などが問題なく入ります
私もKUNやヴォルフを入れてきましたが、ガチャつかずにしっかり収まりました。

さらに、肩当て用のマジックテープ付きバンドがあるため、移動中に中で動きにくいのも安心ポイント。
ケースが揺れたときに、肩当てと楽器のぶつかる心配が減ります。

軽量で背負いやすい!

イーストマンの魅力はその軽さです。
最新モデルで約1.8kg
これは、一般的な丸型ケースよりも約2割軽く、長時間の移動でも負担になりにくい設計です。

さらに、両肩でしっかり背負える2本ストラップ式
これも大きな魅力です。片肩だけだと体が歪みやすく、長期間使うと疲れが溜まりやすくなるからです。

ちなみにイーストマンは最新モデルと2009年型があり、どちらも軽量ですが最新のほうが軽いです。
現在ネット通販で買えるのはほぼ最新モデルです。

 
筆者
最新モデルは頭部に持ち手が付いています!
(2009年型は付いていません)

驚くほど頑丈!グラスファイバー製

イーストマンの強みは、小型ながら驚くほどの頑丈なボディにあります。
その秘密は、ケース本体に使われているグラスファイバー素材です。

グラスファイバーとは、ガラスを糸状にして固めた強化素材
鉄の約1/4の軽さでありながら、強度は鉄に匹敵し、弾力性は7倍以上とも言われています。

 
筆者
ヘルメットにも使われるタフな素材です!

私自身、長年このケースを使ってきましたが、
移動中にうっかりぶつけてしまっても、ケースが凹む・変形したことは一度もありません
四角型のハードケースと同等か、それ以上の安心感がありました。

💡楽器への耐久性を求めるなら、イーストマンは非常に信頼できる選択肢!

30色近いカラバリ

イーストマンの嬉しいポイントは、圧倒的なカラーバリエーションです。
定番のブラックやネイビーはもちろん、
ミルクティー・カフェオレ・ワインレッドなど、おしゃれで柔らかい色味も充実しています。

私の周りのオケ仲間では、「この色に惹かれて買った」という評判も多いです。
見た目が気に入っていると自然と愛着もわきますよね。

 
筆者
私のケースは「チェリーレッド」です。
とてもお洒落。しかも男女関係なく使えると思います!

「性能だけでなく、気分が上がるデザインがいい」
そんな方にも、イーストマンは強くおすすめできます。

実際の使用感

イーストマンは、日常使いで“便利”な点が多いのが魅力。

筆者がありがたいと思ったのは、まず縦置きで自立すること。
特に電車内で保持しやすいのが魅力。
「ちょっと置きたい」のストレスが激減しました。

また、防水性もしっかりしています。
ファスナーや接合部がカバーされていて、水の侵入を防いでくれます。
急な雨でもわりかし安心なのは大きいです。

筆者
とにかく使っててラク!
これが一番感じたことかもしれません。

💡「毎日使ってわかる快適さ」 イーストマンは、まさにそんなケースです!

価格に見合う価値はある?

ありえないコスパの良さ!

結論、これだけコスパの良いケースは他にありません。

イーストマンの値段は、約40,000円。

一見すると安くはないように感じるかもしれませんが、
実際に使ってみると、「むしろ安すぎるのでは?」と感じるほどの完成度があります。

  • 十分な収納スペース
  • 丈夫なグラスファイバー製

  • 1.8kgの軽量ボディ

  • 両肩背負い・自立・防水設計

  • 30色近いカラーバリエーション

これだけの機能を持ちながら、価格は5万円を切る
正直、同等スペックのケースではもっと高価なものが多いです。

 
筆者
安かろう悪かろうではなく、「ちゃんと使えるのに安い」!
真のコスパ系ケースだと思います!

ライバルケース「カーボンマック」との比較

イーストマンとよく比較されるのが、カーボンマックです。
どちらも人気の丸型ケースで、軽くて強い・カラバリ豊富・背負える設計という点は共通しています。

イーストマンがカーボンマックより優れている点は、「内部の収納力と価格帯」です。

カーボンマックは超スタイリッシュな一方、内部スペースがややタイト
小物ポケットも最小限な設計です。

その点イーストマンは、ポケットやペグ側スペースにしっかり余裕があり、日常使いでの“扱いやすさ”が抜群

なにより、価格がカーボンマックより1~2万円ほど安い。(カーボンマックは約6万円)
コスパ面でも強みがあります。

 
筆者
イーストマンの強みはやはり「圧倒的なコスパの良さ」です!

機内持ち込みできる?

イーストマンはコンパクトですが、
厳密には国内線の機内持ち込みサイズをわずかに超えています。

具体的には、外寸が約119cm
一方、国内線の機内持ち込み制限は3辺合計115cmまでとされています。
そのため、ルール上はギリギリアウトという位置づけです。

とはいえ、実際には持ち込めることが多いのが現状です。

 
筆者
ちなみに筆者は一度も引っかかったことありません…(笑)

もちろん、預け入れを求められる可能性もあります。
心配な方は事前に補強手段を用意したり、機内持込用ケースのある航空会社にするのが安心です。

ちなみに——
筆者が調べた限り、これだけの軽さ・頑丈さ・収納性を満たしつつ、
完全に持ち込みサイズに収まるケースはありません。

その意味では、イーストマンは「現実的な選択肢」といえるでしょう!

まとめ|イーストマンはこんな人におすすめ!

  • 軽さも頑丈さも、どちらも妥協したくない!
  • 肩当てやチューナーをすっきり収納したい
  • 予算数万円以内に収めたい!
  • 持ち歩く機会が多い

イーストマンのバイオリンケースは、「十分な機能性とコスパ」を求める方にぴったりのモデルです。
特に、上記のような方には強くおすすめできます。

 
筆者
私自身も長年使っており、安心して人にすすめられるケースです!

軽くて丈夫、収納力も抜群、見た目もかわいい。
そんなイーストマン、気になった方はぜひチェックしてみてください!