- ペグが固くて回らない…!
- 逆に、クルクル滑って止まらない…!
その悩み、ペグコンポジションを持っておくと解決できるかもしれません。
ペグコンポジションは、楽器のペグに塗る専用の潤滑剤。
「滑りの素」と「滑り止めの素」両方が入っていて、どちらのトラブルにも対応できます。
なかでも人気なのが、老舗ヒル社が製造するモデル。
筆者も実際に使っており、その扱いやすさに助けられています。

本記事では、ヒルのペグコンポジションの効果・使い方・レビューをわかりやすく紹介。
ペグの調子が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください!
※購入時期によってデザインが異なるのでご承知おきください。
ペグコンポジションを持つメリットは?
回らない/回りすぎるときの“予防”

バイオリンのペグは、気温や湿度によって膨張して固くなったり、逆にスカスカに緩んだりすることがあります。
特に楽器によっては、「ぜんぜん動かない…!」ということもあります。
こうした現象に備え、ペグコンポジションをあらかじめ塗っておくことで、
滑りすぎず・固まりすぎずのバランスを保てます。
「チューニングが億劫」「音程がなかなか合わない」という悩みも軽減されます。
ペグコンポジションはあくまでセルフメンテナンス用品です。
持っておくと便利ですが、
超ガチガチなペグは、工房に依頼することも検討してください。
ヒルのペグコンポジションの魅力
老舗ヒル社による安心の品質

ヒル社(Hill & Sons)は、イギリスの老舗弦楽器ブランド。
弓や楽器でも高い評価を得ており、その品質への信頼は世界中の奏者に広がっています。
ペグコンポジションも例外ではなく、ちょうどよい粘りと滑りのバランスが魅力。
たくさんの人が使ってきた安心の一品です。
フタがしっかり閉まって長持ち!


ヒルのペグコンポジションは、フタがしっかり閉まります。
中身が乾きにくいため非常に長持ちします。
実際、筆者は数年間持っていますが、
良い状態を保ちやすいのがポイントです。
※デザインは変わることがあります。

使い方・塗り方は?

ペグコンポジションの使い方は次のとおりです:
-
ペグの「本体と接触する部分(摩擦で変色している)」に、ペグコンポジションを軽めに塗布します。
-
一旦楽器にペグを差し込んで、接触面になじませます。
- 楽器から抜き、再びコンポジションを、今度は行きわたってない部分に塗布します。
(以下2-3の繰り返し)
こうすることで、必要な部分に上手くなじませることができます。
●補足:
上記の性質上、
次の弦交換の前にあらかじめ用意し、交換のときに塗るのが最適です!
まとめ|ペグコンポジションはこんな人におすすめ!
- ペグの予防・メンテナンスに最適
- 「潤滑」「滑り止め」両方の役割を果たしてくれる!
- ヒルのはたくさんの人が使ってきた安心の一品
ペグコンポジションは、ペグの「固すぎ・緩すぎ」問題を手軽にケアできる優秀な潤滑剤です。
使い方もシンプルで、塗って伸ばすだけ。
最初はちょっと慣れないかもしれませんが、
1,2回塗ってみれば使い勝手のよさが分かると思います。
\チューニングがもっと快適になりますように/
ヒルのペグコンポジション、ぜひ一度試してみてください!