バイオリン弦レビュー|オリーブの魅力【伝統と深み、ガット弦の最高峰】
バイオリン弾きなら一度は経験したい、ガット弦の最高峰。 オリーブは、深み・艶・繊細さを極めたトップクラスのバイオリン弦です。豊かな倍音、吸い付くような弾き心地、そしてノイズのない洗練された音色――ガット弦ならではの魅力を、ここまで高めた弦は他にありません。 値段は決して安くありませんが、「音色で妥協したくない人」にとっては間違いなく候補になる逸品。 本記事では、バイオリン歴35年以上・コンクール歴 […]
バイオリン弾きなら一度は経験したい、ガット弦の最高峰。 オリーブは、深み・艶・繊細さを極めたトップクラスのバイオリン弦です。豊かな倍音、吸い付くような弾き心地、そしてノイズのない洗練された音色――ガット弦ならではの魅力を、ここまで高めた弦は他にありません。 値段は決して安くありませんが、「音色で妥協したくない人」にとっては間違いなく候補になる逸品。 本記事では、バイオリン歴35年以上・コンクール歴 […]
弦楽四重奏曲第13番・第14番は、ドヴォルザークがアメリカ滞在で精神疲労を起こしたあと、故郷に帰って心の回復とともに書かれた曲です。 故郷ボヘミアの空気をたっぷり味わうかのような曲調。そして晩年のドヴォルザークによる円熟した技法です。 2曲とも知名度は低いかもしれませんが、素晴らしい名曲なのです。個人的には、前作の第12番「アメリカ」と同じくらい有名になってほしいです。 この記事では、バイオリン歴 […]
『アメリカ四重奏曲』って、どこが“アメリカ”なの? 演奏するのは難しい?初めてでも大丈夫? 弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」は、ドヴォルザークがアメリカで過ごした夏休みに生まれた作品です。ドヴォルザークらしさがあふれ出る、のびのびとした雰囲気が魅力。さらに、現地ならではの民族音楽も色濃く反映されています。 筆者 心を掴むような旋律で、とても人気の名作です! この記事では、バイオリン歴35年以上・ビ […]
電子楽譜にするか迷っている音楽家のみなさん、 iPad Pro、めちゃくちゃおすすめです。 導入コストはやや高めですが、紙楽譜に戻れないレベルで快適になります。 私は約3年前にiPad Proを導入し、紙の山から完全に解放されました。暗いステージでも楽々見えるし、膨大な楽譜を1台に収めて持ち歩ける手軽さも抜群。練習・本番ともに、演奏に集中できる環境が手に入ります。 この記事では、バイオリン歴30年 […]
ドヴォルザークの《新世界より》は、クラシックファンのみならず、テレビや映画などでも耳にする有名な交響曲です。 「新世界」とは、彼が晩年を過ごしたアメリカを意味しています。この曲には異国の文化と出会った驚きや感動、そしてふるさとチェコへの郷愁が深く刻まれています。 本記事では、バイオリン歴35年の筆者が、《新世界より》の作曲背景や音楽の特徴を解説。また、演奏者としての視点からも、この名作の魅力を紹介 […]
この曲、なんだか懐かしいけど…どこから来るものだろう? “ボヘミア的”って具体的にどういうこと? ドヴォルザークの交響曲第8番には、“心を呼び起こすような懐かしさ”がありますよね。とても親しみやすくて、弾いていても自然と感情が乗る——。その裏には、彼にしかできない感性・ストーリーが潜んでいるのです。 この曲は、ドヴォルザークが自然豊かな土地で、自身のルーツを反映させながら書き上げました。郷愁と明る […]
「こんなにも心に染み入る四重奏があったとは」そう思わせてくれるのが、メンデルスゾーンの《弦楽四重奏曲第1番》です。 知名度では「真夏の夜の夢」や「スコットランド交響曲」「弦楽八重奏曲」に一歩譲るかもしれません。しかし、この四重奏曲は若き作曲家が紡いだ、瑞々しくも芳醇な響きに満ちています。 20歳の青年とは思えない成熟した情感、そしてロマン派初期らしい繊細な旋律美——クラシックファンならきっと惹かれ […]
軽くて丈夫、できれば数万円以内におさえたい…! 日常使いでラクなバイオリンケースってある? そんな方におすすめなのが、「イーストマン(Eastman)」です。 このケースは、鉄のような頑丈さを持ちながら、重さはわずか1.8kg。これは丸型ケースの平均より2割ほど軽いです。 さらに、日常使いにうれしい機能性。両肩で背負える・防水性の高さ。そして、他の人気ケースと比べても圧倒的なコスパです(約4万 […]
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲で聴きやすいものはない? 弾くにあたって作曲背景を知っておきたい! メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲で、もっとも有名と思われるのはこの第2番。「第2番」とされながらも、実は第1~6番のなかで最初に作られました。 筆者 初期の作品とは思えないほどの完成度。とても素敵な曲です! この記事では、バイオリン歴35年以上・ビオラ歴ありの筆者が、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番 […]
メンデルスゾーンの弦楽八重奏って有名だけれど、改めてどんな曲なんだろう? 部活動の8人で弾きたいけれど、ぶっちゃけ難しい? 弦楽八重奏曲という編成は珍しく、その中ではこのメンデルスゾーンの作品がもっとも有名で、演奏機会も多いです。 小交響曲の趣がある弦楽器だけの室内楽編成で、メンデルスゾーンの素直でまっすぐなエネルギーを感じられます。聴くのはもちろん、8人集まったらぜひ演奏にもチャレンジしてほしい […]