【弾きやすいが、奥は深い】初めの一曲におすすめの弦楽四重奏曲
カルテットをやろう!となったときに、「最初の一曲」に向いた曲・向いていない曲があります。 端的に言うと、調性がシンプルな曲、お互いの役割が分かりやすい曲がおすすめです。 なぜなら、初結成だとお互いの音程感・バランス・リズム感などが分かっていないからです。(これはたとえ上級者の方同士でも、同じことが言えます) 「高い完成度を目指したい!」「上手なチームにしたい!」こういった目標の方は、この記事の曲か […]
※ 弦楽器の室内楽曲を紹介しています。
<まとめ記事>
<ハイドン>
<ベートーヴェン>
<メンデルスゾーン>
<ドヴォルザーク>
<チャイコフスキー>
<その他>
カルテットをやろう!となったときに、「最初の一曲」に向いた曲・向いていない曲があります。 端的に言うと、調性がシンプルな曲、お互いの役割が分かりやすい曲がおすすめです。 なぜなら、初結成だとお互いの音程感・バランス・リズム感などが分かっていないからです。(これはたとえ上級者の方同士でも、同じことが言えます) 「高い完成度を目指したい!」「上手なチームにしたい!」こういった目標の方は、この記事の曲か […]
今回は、メンデルスゾーンのひとつめの弦楽五重奏曲をご紹介します。 メンデルスゾーンだと、弦楽四重奏・八重奏は有名ですが、「弦楽五重奏曲なんてあったの!?」と思われる方もいるかもしれません。 その実、私も演奏するまで知りませんでした笑 彼の弦楽五重奏は2曲ありますが、ともに隠れた名曲です。 この第1番は彼が若いときに作られました。楽しさと穏やかさ、両方が楽しめる良い曲です。ただし、裏には「親友の死」 […]
今回は、ハイドン晩年の弦楽四重奏曲「日の出」を紹介します。 「日の出」は、冒頭…朝霧のなかを、日が立ち昇るようなメロディーで有名です。 ↑古い録音のため聴きづらいかもしれません! 全体的には、優雅。そして少し余裕のある曲調。 明るくて、ちょっと温かい気分になりたいときにピッタリの曲です! この記事では、バイオリン歴35年以上・海外コンクール出場歴ありの筆者が、「日の出」のバックストーリーや魅力を解 […]
この記事では、短い室内楽曲(弦楽)…1楽章につき数分、全曲でも20-30分以内の曲を紹介します。 室内楽というと、長くて敷居の高いイメージがありますが… 心躍るような軽快な曲や、ユーモアにとんだものも多いのです。 また、曲によっては、雰囲気を示す「副題」が付いて選びやすくなっています。 初めて聴く人は、これらの曲から聴いてみると楽しいと思います。 また、演奏者として短い曲を探している人にも参考にな […]
初めてのチームにおすすめの弦楽四重奏曲はない? ハイドンって、曲が多すぎてどれを聴けばいいかわからない! ハイドンの代表作には、その曲調を示す副題が当てられています。 交響曲「時計」や「驚愕」などが代表的です。 今回の「皇帝」もその名のとおり、堂々・溌剌とした曲で、ひじょうに聴きやすいです。 また、演奏者としても充実感にあふれ、初めて組むチーム(上級者含む)にもおすすめです。 この記事では、バイオ […]
今回は、メンデルスゾーン最後の弦楽四重奏曲を紹介します。 メンデルスゾーンの曲といえば、「優雅」「高貴」なイメージが思い浮かびます。 しかし、この弦楽四重奏曲第6番はとても直接的で、激しい曲です。 以前の彼の作風からは考えられないほどに… この記事を読むと、なぜメンデルスゾーンはこの曲を作ったのか、彼の人生の最期にどんなことがあったのかが分かります。 簡単なまとめ 姉の死がもた […]
この記事では、筆者がよく聴く、おすすめの弦楽四重奏団を紹介します。 今の時代、弦楽四重奏団はすごい数があります。 ひとつの曲のアルバムを検索すると、何十という団体がヒット…どれを聴けばいいか迷いますよね。 今回は、それらの団体のなかで、筆者が憧れる四重奏団や、面白いと思う四重奏団を3つ紹介します。 もし曲を聴くうえでこれらの四重奏団の演奏があったらぜひ聴いてみてください! おす […]
チャイコフスキーは、生涯でたくさんの交響曲・管弦楽曲を生み出しましたが、室内楽曲に関しては寡作でした。 弦楽室内楽曲で有名なものだと、弦楽四重奏曲第1番(アンダンテ・カンタービレで有名)、弦楽セレナーデ、そして本作「フィレンツェの想い出」くらいです。 この「フィレンツェの想い出」は、そんな数少ない室内楽曲でありながら、晩年のチャイコフスキーの知恵と技術が詰まった、とても響き豊かな作品です。 この記 […]
チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番。 「アンダンテ・カンタービレ」という美しい楽章で有名です。 アンダンテ・カンタービレはもちろんですが、実はそれ以外の部分も素敵な曲なのです。また、後半部分には舞曲的で楽しい要素もあります。 全体的には、美しさと情熱のバランスが取れた麗しい曲です。 この記事では、バイオリン歴35年以上・ビオラ歴ありの筆者が、チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第1番について解説します […]
テルツェットは、ドヴォルザークの室内楽曲のひとつで、バイオリン2本とビオラによる珍しいトリオの曲です。 この曲は、ドヴォルザーク自らが知人と演奏するために作られました。 そのため、鑑賞としてはもちろん、「演奏する楽しさ」にも満ちあふれた素敵な曲です。 この記事では、バイオリン歴35年以上・ビオラ歴ありの筆者が、ドヴォルザーク/テルツェットについて解説します。 ドヴォルザークの人物像や、この曲のバッ […]